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SWEET SWEET HOME

SWEET SWEET HOME

1999 -吹っ切る-

1999年から数年間、実際にはワタクシ、フリーになります。


"1996"のページに登場したAさんから

その数ヵ月後に電話がありました。

何か理由をつけて私に会いたくて電話をかけてきた感じ。

もしかしたらただのH目的だったかもしれない。

私も以前より落ち着いたとはいえ、憎たらしいほど好き状態でした。

もちろん、その日の夜会ってしまいました。

そしてその日、この"ん年間"心に溜め込んでいた、

別れたときの納得のいっていない私の気持ちを

全部言葉にしてAさんに伝えました。

Aさんは、私の言葉にきちんと向き合って、答えをくれたんです。

それは誠実な答えでした。

この"ん年間"もの私の気持ちのモヤモヤが、

このたった数分できれいになくなりました。

やっと1996年のあの恋愛から、開放されたになれた気がしました。



でも私はやってはいけないことをまた繰り返し始めました。

またAさんとよく会うようになりました。


ある日、私の部屋でくつろいでいたら、Aさんがぎゅぅーっと私を抱きしめて


「俺やっぱsuminyが好きなんだよ。今でもしょっちゅう思い出す。」 と言ってきました。


今、彼女とどういう状態なのかは簡単にAさんから聞いていました。


私もAさんが好きだったので、

ちゃんとした言葉で言って欲しいと催促しました。

「俺と付き合ってください」

初めてAさんから言われた言葉でした。

嬉しくてハイと返事しました。


でも、私はこの付き合いはまた壊れるかもしれないと思っていました。

Aさんの言い方には、まだ迷いがあったんです。

私はそれを、私に対する何か後ろめたさがまだ残っている感じ

と受け取りました。


またもや3ヶ月経った後、結局別れなければなりませんでした。

そうです、あの感情的な狂った彼女にこのことが耳に入り、

案の定また狂い、大暴れしたのです。


彼女のほうも2回目、しかも同じ相手との浮気(?)とあってか

以前に増しての荒れようだったようで、

その様子は私に細かく伝えられませんでした。

Aさんが思い出すのもいやだ と言ったんです。

そのくらいすごかったらしいです。



予感も覚悟もしていたけど、悲しかったです。

いろんな事あったし、相手の都合のいいように付き合っていたけど

やっぱり好きだったから。


それからしばらくAさんとは会いませんでした。



その間、私はフリーだったけど、一応フリーという感じで

男友達と遊んだり、Hな関係になったけど付き合うことはしなかったりと

フリーを気ままに楽しんでいました。


でも次第に、私を良く思ってくれている人と

なんとなくいい感じになったとき

私もその人をイイナと思っていたら、

それ以上の関係になることが怖くなっていました。

Aさんの一件で、

自分が傷つかないよう事前にバリヤーを張るようになったような感じです。



そんなこんなで時は流れ、2001年になりました。

相変わらずフリーです。


そしてまたAさんが登場するのです。

私の今までの恋愛の大半はAさんとの関わりが深いようです・・・。



つづく




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